誰でもできる コンパスと定規で描く「紋」 UWAEMON波戸場 承龍 (著), 波戸場 耀次 (著)
出版社 : 彩図社
発売日 : 2021/4/27
紋は、苗字とは別に代々受け継がれてきた家の印のことです。そのすべてが円と線によって構成されており、そのデザインには、人々の想いや願いが込められています。
「UWAEMON」は、着物に紋を描き入れる紋章上繪師の技術を継承する波戸場承龍が考案した、ご自宅で気軽に家紋を描ける紋描き遊びのことです。
本書では、誰もが簡単に楽しく紋を描けるように、描き方を簡略化し丁寧に解説しました。
水戸黄門の印籠でおなじみの「徳川葵」、豊臣秀吉の「五七の桐」、織田信長の「織田瓜」といった有名どころから、可愛らしい「千鳥」や、おめでたい「光琳鶴」や「光琳亀」など、全部で20の紋を掲載しています。
モチーフについての解説や紋に関する小話も載せました。
紋を描く楽しさ、円と線だけで形ができる不思議さ、長い時を経て洗練されてきたデザインの美しさを、感じていただけると嬉しく思います。

マンガを知る:歴史と現状池上 賢 (著)
出版社 : webjapanese
発売日 : 2021/4/23
オンデマンド (ペーパーバック)
どんな本?
現在の日本社会において、マンガはもはや特別なメディアではないといえます。
コンビニエンスストアや書店に行けば、マンガ単行本やマンガ雑誌が所せましと並べられているのを見ることが出来ます。
教育においても、マンガはしばしば利用されます。
日本で生まれ育った人であれば、幼少期に子ども向けの学習マンガを読んだという経験を持つ人もいるでしょう。
さらに、近年は日本語学習においてもマンガを活用しようという動きがあります。
ところで、マンガは日本社会に定着していますが、娯楽として楽しいものであるせいか、その歴史や現状については、当の日本人にさえも、詳しく知られているとは言えません。
この本はマンガを教える本ではなく、まずマンガについて知ろうという本です。
本書ではマンガに関する基本的な情報や、現在の状況について出来る限り簡単に解説します。
かつて、マンガは大衆娯楽として見られていたため、研究者からは軽んじられていました。
しかし、時代を経るごとにの文化として認められるようになり、学術的な研究も盛んにおこなわれるようになりました。
本書は、これまでのマンガ研究を元にまとめられたマンガの入門書として執筆されています。(序章より)
・あらためてマンガとは何か
・マンガの歴史:戦前のマンガ
・マンガの歴史:マンガ読者の拡大した1960年代
・マンガの歴史:マンガが文化となった1980年代
・マンガの歴史:電子媒体が登場した2000年代
・マンガと海外:意外と長い海外での歴史
・日本語教育で活用される日本のマンガ
・マンガの周辺メディアとメディアミックス
・マンガ表現を巡る問題:国内での議論
・マンガ表現をめぐる問題:マンガのグローバル化との関係
・違法ダウンロードを巡る問題
ゼロからわかる悪魔事典 (文庫ぎんが堂)かみゆ歴史編集部 (著)
出版社 : イースト・プレス
発売日 : 2021/4/12
聖書世界の堕天使から魔導書グリモワールの地獄の支配者たち
世界の著名な悪魔たちを網羅。
魔王サタン、堕天使ルシフェル、ベルゼブブ、メフィスト・フェレス、ソロモン72柱、鬼神アスラ、魔女メディア、錬金術師パラケルスス…etc.
1章 悪魔入門
2章 七つの大罪と聖書の悪魔
3章 ヨーロッパの悪魔
4章 神話世界の悪魔
5章 悪魔との契約者と魔術師
ゼロからわかる幻想生物事典 (文庫ぎんが堂) かみゆ歴史編集部 (著)
出版社 : イースト・プレス
発売日 : 2021/4/12
異世界の住人と魔物たち。
ドラゴンから妖精まであのモンスターの「由来」がわかる!
ユニコーン、グリフォン、バジリスク、フェンリル、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、ピクシー、ゴーレム、デュラハン、ヴァンパイア、ワーウルフ…etc.
ファンタジーでおなじみのキャラ一挙紹介!
氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか (ちくま新書) 尾脇 秀和 (著)
出版社 : 筑摩書房
発売日 : 2021/4/8
明治新政府の改革が、人々を大混乱に巻き込んでいく──
日本人の名前はこうして創られた
私たちが使う「氏名」の形は昔からの伝統だと思われがちだが、約150年前、明治新政府によって創出されたものだ。
その背景には幕府と朝廷との人名をめぐる認識の齟齬があった。
江戸時代、人名には身分を表示する役割があったが、王政復古を機に予期せぬ形で大混乱の末に破綻。
さらに新政府による場当たり的対応の果てに「氏名」が生まれ、それは国民管理のための道具へと変貌していく。
気鋭の歴史研究者が、「氏名」誕生の歴史から、近世・近代移行期の実像を活写する。
【目次】
第一章 「名前」の一般常識
第二章 「名前」にあらざる「姓名」
第三章 古代を夢みる常識
第四章 揺らぐ常識
第五章 王政復古のはじまり
第六章 名を正した結末
第七章 「氏名」と国民管理
中世の寺社焼き討ちと神仏冒涜 (戎光祥研究叢書21) 稙田誠 (著)
出版社 : 戎光祥出版
発売日 : 2021/4/9
寺社焼き討ち、墓の破壊、神仏の恫喝。
宗教の時代とされる中世社会において、これら「神仏冒涜」はなぜなされたのか?
「神威超克」をキーワードに、神仏と中世人の関係性、中世人の心性を明らかにいたします。
【本書の目次】
序章・中世宗教史研究の達成・課題と本書の構
第I部・神威超克の実態と正当化の論理
第一章・中世における寺社焼き討ちの実態と神威超克の論理
第二章・寺院中核焼き討ち考
第三章・寺社焼き討ち正当化の方便の思想史的考察
第四章・墓の聖性とその破壊・冒涜
第II部・神仏と中世人の角逐
第一章・参籠祈願の場における神仏恫喝について
第二章・戦国時代における神仏唾棄について
第三章・織田信長の信心・不信心の様相―中世宗教史のなかの信長
第四章・信仰秘匿の実態とその思想的背景―中世~近世初期を対象に
終章・まとめと課題・展望