CG&ゲームを仕事にする。必要なスキル、ワークフロー、つくる楽しさ尾形 美幸 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2013/11/26)
現在のアニメーション、ゲーム、映画、TV番組、CM、ぱちんこ・パチスロ遊技機、イベント映像などの制作において、3DCGは不可欠の表現要素となっています。本書は、そんな3DCGを作る仕事に興味を持つ人のための、ガイドブックです。
3DCG制作に従事する人たちは、アーティスト(あるいはデザイナー)と呼ばれています。
ただし一口にアーティストといっても、その仕事内容は表現媒体や会社によって大きく異なります。
例えば、アニメ会社に所属して、キャラクターやミサイルの3DCGモデルにアニメーションを付けるアーティストもいれば、ゲーム会社に所属して、爆発や発光などのエフェクトを制作するアーティストもいます。
3DCGの活用範囲は年々広がっており、これに連動してアーティストの仕事の幅も広がり、細分化と専門化も進行しています。
そのため現在の3DCG業界は、どんな仕事があり、どんなスキルが必要とされているのか、わかりづらい状況になっています。
本書の執筆に際しては、3DCG業界の多様性、アーティストに必要な知識とスキル、それらの勉強方法、仕事の楽しさなどが、予備知識の少ない学生や未経験者にも容易に想像できるよう、特に留意しました。
本書には、アニメーションスタジオ、ゲーム会社、遊技機メーカーなどに所属しているアーティストに加え、フリーランスや、起業したアーティストのインタビューも掲載しています。
様々な立場で活躍するアーティストたちの生の声を通して、業界の広がり、働き方の多様性を感じ取っていただければと願っています。
また、3DCGを表現手段として使いこなすためには、テクニカル(技術)と、アート(芸術)、双方に対する理解が必要となります。それを伝えるため、本書では代表的な3DCGの制作工程(ワークフロー)に加え、デッサンや遠近法といった伝統的なアートの知識と3DCGの関連性についても解説しています。
そして本書の締めくくりでは、3DCG制作を学んでいる学生と、それを指導する教員の声も紹介しています。本書を通して、3DCGという仕事に対する読者の皆様の理解が深まれば幸いです。
イギリスの城廓事典: 英文学の背景を知る三谷 康之 (著)
出版社: 日外アソシエーツ (2013/11/22)
小説・詩・演劇・映画等の舞台として重要な役割を果たしてきたイギリスの“城”について、その周縁の語彙、史実、建築文化、風俗習慣なども総合的に見渡すことができる「読む事典」。
英文学作品からの用例220件・文例290件と600点に及ぶ写真・図版を交えて、文学的・文化的・歴史的・視覚的に英文学の背景としての“城”を詳説。
「参考書目」「索引」付き。